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前回、前々回でF-LAGSの二人を自分の考えた構図で描いたので、一番最初に模写をした大吾くんにリベンジしました。これでF-LAGSが揃ったぞ!
今回CLIPSTUDIOの体験版で描きました。
前回まで使っていたfirealpacaでも十分楽しく描けていたのですが、クリスタのあまりにも豊富な配布ブラシや素材の魅力に惹かれて……。今回の背景、一切自分で描いてないのにこの仕上がりです。
配布素材だけでなく、性能もすごかったです。やりたいことだいだいできる。体験版終わるまで書き続けているようなら製品版を買おうと十二分に思えるソフトでした。自分でいじれる3Dモデルとか、あとベクターレイヤーがすごい。あまりにも便利。
二週間前に描いたのと、キャラも作成者も同一人物とは思えない。成長してる……。やばくないですか……? 嬉しい……。そのうち今の技量が基準になって「なかなか上達しない」期がやってくるのは分かってますが、いまは喜んでおきます。
今後の課題は、時間の短縮です。
自分でもビビってますが、この絵のラフ~下塗りで10時間以上かかってました。夜の11時過ぎから描き始め、翌日休みなのをいいことに描き続けて、気が付けば朝というか昼になっててほんとにびっくりした。そのあいだ水分も取らずトイレにすら行ってないからほんとに10時間以上座りっぱなしで画面を見つめていたらしい……。
絵を描いてるときって、完全に「無」ですよね。出来上がった達成感や解放感でドバッと脳汁出るものの、描いてる間は完全に「無」。ただ目と手が動いてるだけで感情は動かない。たまに描けないものが出るとイラッとするくらい。これが過集中というものなのか。小説書いてるときもこのモード入れればなあ!!
以下は作業工程です。
クリスタDLする前にこの構図で大吾くんを描こうとしていたのですが、途中で骨格が複雑骨折して断念していました。
手が上手く描けないからと位置をいじり始めたらすべてが崩れました。
顔だけトリミングして色入れたのがこれです。なんだか不健康そうな大吾くんだ……。
クリスタDL後、3Dモデルでポーズを再現しました。
そうそう、こういうポーズが描きたかった!
モデルを弄るのでたぶん一時間以上使いました。なんか……ぐいんぐいん動くから……。でも最後の方は慣れてきていたので、次はもっとすんなり出来ると思います。腰の部分から動かして徐々に末端を弄っていくのがいいらしいです。
モデルを元に線を起こしました。モデルに線が入っているので、全体のスケールが掴みやすく、自分の絵が上手くなったような感覚も得られます。
ざくざく線と色を置きました。
線画と下塗りです。
今回の線画はクリスタの[ベクターレイヤー]を使って描きました。これは連続した点として線が記録されるレイヤーで、一度引いた線も後から点を動かして弄ることができます。
わたしが一番使ったのは、[ベクター用消しゴム]ですね。この消しゴムで線を触ると、他のベクター線と交差するところまでが消えるので、シャッと描く髪の毛とか、微妙にはみ出した線とか消すのがすごく楽でした。あと、線幅も後から変更できるのでちょくちょく弄ってます。
ここで時計を見たら朝の10時になってて、身体のしんどさはないけど絶対やばいと思ってご飯食べて一回寝ました。
再開して、まず目を描き直しました。生き生き感が出たと思います。ハイライトに白だけじゃなくピンクも入れてみたり。
今回はCLIPSTUDIO公式サイトに掲載されているメイキングを参考にして色塗りをしました。これ以降の肌や服の塗り方も参考にしてます。
[水彩]ペンの[濃い水彩]と[透明水彩]で影とハイライトを入れました。そのほか、頬と唇にエアブラシで赤みを入れています。
塗りは部分毎にレイヤーを分け、どんどんファイルを作って放り込みました。人のメイキング見ると必ずそのレイヤーの多さにびっくりしてましたが、たしかにこれはどんどん増えますね...。
下塗りの上から乗算にレイヤーを設定してクリッピングで影とハイライト入れてます。
線画をクリッピングして線の色を変えました。
今回はうまく馴染んだと思います! とくに髪の毛部分。
そしてここから背景ですが、ほぼノープランでした。
イメージとしては、ステージの縁に腰掛けてて、後ろでペンライトが揺れてて~~みたいなのがあったものの、いざ描いてみるとうまく馴染まず。ちなみに、ペンライトブラシが配布されてるのですごく簡単にライブ会場が作れます……すごい……。
配布素材をどんどんDLして試しているうちに、なんとなく出来上がりました。ハートも紙吹雪も、頭の上に出てる手描き風の棒すらすべてDLした素材です。ありがたい。
紙吹雪はレイヤーを複製→カウスぼかし→[ソフトライト]レイヤーにして縁をぼかしました。
一番上のレイヤーにスクリーンレイヤーを作り、絵の真ん中やや上くらいの一帯にエアブラシで白色を乗せてふんわりさせてます。
最終的なレイヤー構成です。
今回はメイキングをお手本に色塗りしたため、納得行く仕上がりになったと思います。特に髪の毛は以前から課題にしていたので。
顔もよく描けてるなあと。前回の顔の薄さに比べるとほんとに生き生きしてる。目をちゃんと描き込むと命が宿った感じがすごい。ハイライトの入れ方がうまくいったのと、赤みプラスしたのもよかったのかな~~。次回にも取り入れます。
はなまる笑顔!
自力でF-LAGS三人とも描けたの嬉しい! 三人揃ってこそのF-LAGSなので……。はやく仙台公演の円盤買わせて……。